独り言置き場を兼ねた『パ/ン/プ/キ/ン/シ/ザ/ー/ズ』の個人的ファンサイトです。二次創作がありますので悪しからず。
Posted by haruha(ハルハ) - 2008.03.22,Sat
此度はヴィタフラ。以前拍手に入れていたもののサルベージ。
新しいものも書いているのですが、どうにも進まないので。
拍手も取り替えたい。いい加減ヴィッター氏をうろうろさせるのをやめたい・w。
にしても大して進歩してない自分の文章力にがっかり。
自分用メモ
カラーに覆われた首、「キスは親愛の情の表現手段です」、マニュアル、軍手の下にマニキュアの爪、pleaseは魔法の言葉、回覧されるエロ小説。
新しいものも書いているのですが、どうにも進まないので。
拍手も取り替えたい。いい加減ヴィッター氏をうろうろさせるのをやめたい・w。
にしても大して進歩してない自分の文章力にがっかり。
自分用メモ
カラーに覆われた首、「キスは親愛の情の表現手段です」、マニュアル、軍手の下にマニキュアの爪、pleaseは魔法の言葉、回覧されるエロ小説。
ハトロン紙
「ね、あなた」
呼ばれて振り向くと視界が真っ白なもので覆われていて、「ヴーーーッ」ととんでもない音が耳をつんざいた。
思わず耳をふさぐとフフフフフと鈴のような声が頭上で響く。一つ屋根の下で暮して以来、「妻」の笑い声がない日は皆無に等しい。職務には忠実だが、一体どこまで本気なのか時折疑いたくなる。
「朝から何事だ。騒がしい」
朝食前に新聞に目を通すことが私の日課であることは、もう十分知り尽くしているはず。邪魔されて声を尖らせるが、そんな私に目もくれず嬉しそうに女は喋りだす。
「懐かしいでしょ?ハトロン紙です。子供のころ、これを吹くのが大好きで」
「お前のその紙についての思い出はわかった。だが、なぜそんな紙がここに?」
「じゃーん」
目の前に白い紙包みが現われて、犬(ティラミス)そっくりな目が自分を捕らえる。
「夕べほめてもらったコールドミートでサンドイッチ。お昼をどこで食べようか迷っちゃって、食べないままのこともあるんでしょ?食いっぱぐれないように『お弁当』。あんまり適当に済ませちゃだめですよ」
行動がパターン化させることは禁じ手だ。
「私を優柔不断のままにさせる気かっ」
「おっしゃることはわかります。でも、たまには、ね?」
どうやらすべて計算済みらしい。まったくもって面白くない。
「時には夕方また会えるという希望がほしいんです」
女は私の肩に手を添えて耳元でそっとささやくと、キッチンに戻っていった。
「朝食の用意もできました。冷めないうちにどうぞ」
あの頃は世話好きな彼女の戯れにしか思えなかった。だが、あの包みが、外食に神経を使わねばならない日々の一助にでもなればとの配慮だったと気づいたのは、帝都に戻って随分たってからのことだ。
****************************************************
ハトロン紙は別名ブーブー紙。
食事を持ち歩けば、口から入るものについては防衛できるはず。
軍規に厳しい二人だから、「ご無事で」なんて個人的な要望を言うことはまずなかっただろうと勝手に推測。好意がかみ合ってそうで合ってない。切ないなぁ。この二人。
「ね、あなた」
呼ばれて振り向くと視界が真っ白なもので覆われていて、「ヴーーーッ」ととんでもない音が耳をつんざいた。
思わず耳をふさぐとフフフフフと鈴のような声が頭上で響く。一つ屋根の下で暮して以来、「妻」の笑い声がない日は皆無に等しい。職務には忠実だが、一体どこまで本気なのか時折疑いたくなる。
「朝から何事だ。騒がしい」
朝食前に新聞に目を通すことが私の日課であることは、もう十分知り尽くしているはず。邪魔されて声を尖らせるが、そんな私に目もくれず嬉しそうに女は喋りだす。
「懐かしいでしょ?ハトロン紙です。子供のころ、これを吹くのが大好きで」
「お前のその紙についての思い出はわかった。だが、なぜそんな紙がここに?」
「じゃーん」
目の前に白い紙包みが現われて、犬(ティラミス)そっくりな目が自分を捕らえる。
「夕べほめてもらったコールドミートでサンドイッチ。お昼をどこで食べようか迷っちゃって、食べないままのこともあるんでしょ?食いっぱぐれないように『お弁当』。あんまり適当に済ませちゃだめですよ」
行動がパターン化させることは禁じ手だ。
「私を優柔不断のままにさせる気かっ」
「おっしゃることはわかります。でも、たまには、ね?」
どうやらすべて計算済みらしい。まったくもって面白くない。
「時には夕方また会えるという希望がほしいんです」
女は私の肩に手を添えて耳元でそっとささやくと、キッチンに戻っていった。
「朝食の用意もできました。冷めないうちにどうぞ」
あの頃は世話好きな彼女の戯れにしか思えなかった。だが、あの包みが、外食に神経を使わねばならない日々の一助にでもなればとの配慮だったと気づいたのは、帝都に戻って随分たってからのことだ。
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ハトロン紙は別名ブーブー紙。
食事を持ち歩けば、口から入るものについては防衛できるはず。
軍規に厳しい二人だから、「ご無事で」なんて個人的な要望を言うことはまずなかっただろうと勝手に推測。好意がかみ合ってそうで合ってない。切ないなぁ。この二人。
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