6月は祝日がないのでつらいですよね。
個人的には、6月の仕事場は
ちょっと見目麗しい人たちがいるところなので楽しみなんですが。
それでも準備地獄は怖いですorz
少し前に触れたんですが、某素敵サイト様のところの3課メンバーにハマりまして、
http://haruhax.blog.shinobi.jp/TrackBack/31/
↑ でもちょろりとプチ妄想ご披露したんですが、
それだけで飽き足らず、もそもそ書き続けてました (-_-;)
日頃のお話の傾向とはちょっと違います。
だから、先にお断りしておきます。
内容のオトナ度は雑誌でいうなら『少女コ●ック』とか『che●se!』程度。
表現はいつも通りごくごくシンプルに、そして「清潔に」・wです。
ただし、
フェチ入ってる伍長が許せる方だけクリックしてくださいませ。
拍手、ありがとうございます~
さくっと笑えるえっちい話をと思うのですが、なかなかうまくいきません。
シチュエーションは、上記TBを参照してください。
早い話みんなネクタイ結んでます。
なれないヒール靴を履いての行進で、アリスは脚をくじいた。
式典が終わるまで耐え切れずにしゃがみこんだ彼女を見かねて、
オレルドは伍長に医務室まで連れていくよう指示した。
「帝都 午前10時半」
医務室のベッドにアリスを下ろすと、伍長はようやく顔を合わせる。
これ以上下がらないほど眉が下がっている。
「あのぉ…捻挫ですよね。痛みますか?」
痛々しいのはお前の方だと言いたいが、とどまる。伍長が何か言いよどんでいる。
「なんだ伍長。言いたいことがあるなら申してみよ」
「いや。そのぉ。靴下が…」
靴下ごときに何を照れておると叱り飛ばそうとしたが、
よく考えると今日のそれはいつものブーツ用とは違って、脚の形がはっきり出ている。
これをとらないと処置できないが、やっかいなことに腰のベルトに手をかけないといけない。
(仮にも軍人。異性を救護することもあるだろうに、さっさとやらぬか)
心の中で息巻いてみるものの、そんなことすればするほどこちらも意識してしまう。
アリスの心中を知ってか知らずか、伍長は両方の靴をそっと取り去り、
患った方の脚を手のひらに静かに包み込んで頬を近づけた。
「痛い…ですよね?捻挫はまず冷やすんじゃなくて、
体温で暖めるといいって聞きました」
たしかに手や頬が当たっていると、痛みが薄れるような気がする。
それだけではない。時折伍長の前髪がふくらはぎや膝頭をなでる。
そのたびに体の奥がかすかに瞬く。そのうち体が熱を帯びてくる。
かたや伍長は、足首に頬を寄せたままじっとしている。
呼吸とともに静かに上下しているネクタイの結び目。
意外と頼りない首筋が詰襟ではない制服から露になっている。
見慣れない伍長の姿に釘付けになる自分の目。いけない。
「馬鹿者!何をしておるッ。靴下はとるから。その間に湿布と包帯をもってこい!」
動揺が伍長への叱責にすり替わって口から飛び出す。
ぬくもりは遠ざかってしまう。
名残惜しい。でも、薄い絹一枚隔てていることさえもどかしくなったとは、
口が裂けても言えない。
薬を抱えてアリスの下に戻った伍長は、黙って処置を始めた。
いつの間にか白手袋が胸ポケットに無造作に突っ込まれている。
湿布の冷たさ、手の暖かさやざらざらした感触、時折皮膚をなでる髪。
一度感度を上げてしまった知覚は、それぞれの刺激を恐ろしいほど汲み取っていく。
思わず荒くなった息が漏れる。
「痛いですか?」
手元を見つめながら伍長が尋ねる。
「いや。続けてもらってかまわない」
やっとの思いで返答する。
「良かったです。俺、こういうの慣れてなくて。…さぁ、終わりました」
戦場仕込みなのだろうか、予想以上に丁寧に巻かれた足首が現れる。
「手間をかけたな。礼を言う」
伍長はうつむいて黙ったままである。
「どうした、さっきから。歯切れが悪い」
アリスが顔を覗き込もうと体を精一杯折り曲げると、ふいに伍長が顔を上げた。
「あの…少尉。もう少しこのまま触らせてもらっても、いいですか?」
耳を疑った。前々から聡いところのある奴だとは思っていた。
だがまさか今自分が考えていたことまで悟ってしまうとは。
「少尉の脚…触れててとても気持ちいいです。滑らかで、しなやかで」
いつの間にか足首からふくらはぎへと伍長の手が伸びている。
再び体の奥に火がつく。皮膚がざわつきだす。
自制心と羞恥心があいまって体をよじらせてみたが、ますます感度が高まっていくだけで効果がない。
「こら伍長。やめないか。私は許可しておらんぞ」
「さっき聞いたときに特に返事がなかったので…。だめですか?」
目の前の男は上目遣いでこちらを見上げてくる。
いつも見下ろされているだけに、こんな角度から見られるとたまらない。
脚への刺激は止まない。なまじ時折体をあわせる関係になっているだけに、
求められていることに察しがついてしまう。
自分も同じことを考えているから余計に始末が悪い。
ここは庁舎内なのだ。
「多分…大丈夫です。昼過ぎまで、誰も帰ってこないから。
痛みがひどいなら、無理にといいませんが」
確信犯め。ここまでやっておいて。今更。
腹たちまぎれにネクタイを引っ張って顔を寄せてみる。
「臆さぬならば、かかってこい」
「じゃぁ、そうします」
※Hサマ素敵な絵を見せてくださってありがとうございました(^o^)/~~~~~
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