独り言置き場を兼ねた『パ/ン/プ/キ/ン/シ/ザ/ー/ズ』の個人的ファンサイトです。二次創作がありますので悪しからず。
Posted by haruha(ハルハ) - 2007.07.15,Sun
ブログ(ここ)で「夏や~♪」なんて能天気に書いてた傍から台風来ちゃったので、
なんだか出鼻をくじかれたような気がします。
梅雨明けはいつだろう。
大阪は明日はお天気らしいので、気を取り直して次行きます。
外では「夏の虫」が鳴いてます。
扇風機と団扇を探さねば。
お題は「夕涼み」。
nightwalk
ハンガー。備品庫。まさかと思うが一応喫煙所。
目指す人物はどこを探しても見あたらない。
「無届で残ってるのは、オタクと技術開発部だけ」という
守衛の一言(イヤミ)が妙にひっかっかって、走り回っている次第。
守衛の一言(イヤミ)が妙にひっかっかって、走り回っている次第。
あの白い肌は今夜の月明かりにさぞかしきれいに反射するんじゃないかなどと
不謹慎なことを考えていたからだろうか。
尋ね人は見当たらない。
尋ね人は見当たらない。
オフィスに鞄が残っていたから、まだ庁舎内にいることは確実なのだが。
念のためもう一度ハンガーに入る。
庁舎一高い天井の下にはいかつい装甲車の群れが妙な威圧感を発している。
できれば暗闇の中一人でうろつくのはごめんこうむりたい。
ふと風が入り込んでいるのに気付く。
どうやら屋根にとりつけられた明かり窓かららしい。
ぼんやり風の入る方向を探っていると、慣れ親しんだ煙が鼻をかすめてきた。
ひょっとして。
天窓に一番近い足場目指して壁際に張り巡らされた階段を駆け上がる。
間違いない。
間違いない。
煙はやはり窓からだ。
ちらりと白い袖がみえる。
ただし、それは数メートル続く梯子の先にある屋根の上、だが。
ここまで来てどうしたものか考え込んでいると、上から小さく指笛が聞こえた。
「何してるんですか?」
話しかけた相手は「シッ」と言い放つと手招きする。
ここまで来たのだ。選択肢は一つ。登る。
決心して梯子を登り始めたはよかったものの、
ふと後を振り向くと、途方もない奈落が眼下に広がっている。
現在地はおおよそ地上から6、7メートル強の高さ。
登りきったら10メートルはゆうにあるだろう。
軍人とはいえ高所で作業することなど皆無に等しい。
第一、これは技術開発班が新人に与えている恒例の「試練」の一つだ。
新人整備員の悲鳴が耳にフィードバックしてくる。
ふと後を振り向くと、途方もない奈落が眼下に広がっている。
現在地はおおよそ地上から6、7メートル強の高さ。
登りきったら10メートルはゆうにあるだろう。
軍人とはいえ高所で作業することなど皆無に等しい。
第一、これは技術開発班が新人に与えている恒例の「試練」の一つだ。
新人整備員の悲鳴が耳にフィードバックしてくる。
「遅いなぁ。こっちに顔見せなよ」
顔を上げると探し人と目が合って、手足が再び動き始める。
「さっさと上がってきな。ロリコン君」
そうかと思えばとんでもない言葉が降ってくる。
ちょっと待ってほしい。僕はいつそんな宣言したっけ。
「目をそらすなよー。おっぱい星人」
事実だけど、なんでこんなときにそんなこといわれなくちゃいけないんだろう。
手を離せば奈落へ落ちるだけなのに。
手を離せば奈落へ落ちるだけなのに。
登りきったら目一杯言い返してやる。
闘志が背中を押す。
闘志が背中を押す。
散々な言葉攻めに耐えながら、どうにか頭が天井から突き出てくると、
立腹の原因がくわえ煙草で立っている。
「よく来たね登れたじゃん。ああいう梯子は上だけ見て登るんだよ」
ならば先に言ってほしい。本気で腹を立てた自分が情けない。
だが、口から出てきたのはたったの一言だった。
「さ、探しました…っ!!!」
眼前には漆黒の闇が広がっていて、下には全くなかった風が吹き付けてくる。
高度が上がると風速も上昇するって座学で習ったっけ。それよりも・・・・・・。
前方も奈落。後方も奈落。どこに足を出せばいいか分からない。
一気に血の気が引いていく。
呼び寄せた原因は気持ちよさそうにこちらに背を向けて、
屋根の上をのんびり歩きまわっている。
高度が上がると風速も上昇するって座学で習ったっけ。それよりも・・・・・・。
前方も奈落。後方も奈落。どこに足を出せばいいか分からない。
一気に血の気が引いていく。
呼び寄せた原因は気持ちよさそうにこちらに背を向けて、
屋根の上をのんびり歩きまわっている。
「いいだろ?視界いいし、涼しいし。
てっぺんまでおいで!前体重でね。
大丈夫。屋根の傾斜角は20度。そう簡単に転がり落ちはしないよ」
追いつきたいのはやまやまなのだが。
てっぺんまでおいで!前体重でね。
大丈夫。屋根の傾斜角は20度。そう簡単に転がり落ちはしないよ」
追いつきたいのはやまやまなのだが。
しゃくにさわるが正直に声をかける。
「ウェブナー?あ、足すくんじゃって…」
微妙な間の後、呼びかけれられた当人がパタパタと降りてきた。
やおら腕がつかまれて一気に引き上げられる。
「仕方ないねぇ。うしろ見ちゃいけないよっ」
絡められた指がかすかに温かかった。
煮詰まってるマー×ウェブ放ったらかしておいて、なんですが・・・。
煮詰まってるマー×ウェブ放ったらかしておいて、なんですが・・・。
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