独り言置き場を兼ねた『パ/ン/プ/キ/ン/シ/ザ/ー/ズ』の個人的ファンサイトです。二次創作がありますので悪しからず。
Posted by haruha(ハルハ) - 2007.09.08,Sat
某所でポッキーゲームに興じる姐さんを拝見。素敵や~
原作の展開に引き込まれすぎて、少×伍がすっかり浮かばないです。
うっかり書くと、原作展開から大いにハズレそう。
といいつつ他のサイト様のところに出向いて充電させていただいてます。
絶対原作で触れられないようなcpは書けるのに(汗
暑さが逃げてしまわないうちにアップします。
自分が勝手に捏造したシチュエーションが入りまくりです。
それでもOKな方、どうぞ!
appendix
専門家(エキスパート)とは、一つの事に長けている人のこと。
専門家(エキスパート)とは、一つの事に長けている人のこと。
でも、裏を返せばそれ以外のことに関しては他の人間並み、
あるいはそれ以下であったりするということを
マーチスが知ったのは、つい最近のこと。
マーチスが知ったのは、つい最近のこと。
「あー来てたんだ。あと少しだから。そこ、あいてるよ」
夏のある休日。いっこうに姿を見せない相手に痺れを切らして、
当人のアパートを訪れた人間に向けられた言葉はたったこれだけ。
部屋の主は依然として本の中。
「堂々としてりゃ、多少のアラは隠せる」が彼女の持論だ。
所属先こそユニークだが、「フツーの人」である彼からすれば、
目の先にいる人物の行動は理解の範囲を超えていることがしばしばある。
すっぽかしはその典型。
指定された場所は部屋の奥のベッドの上。
暑いのにベッドの上を指定されても困るが、
この部屋の椅子という椅子は本や冊子、模型が占拠している。
仕方なく指示に従って待つことにする。
まとってるのはどうみても外出着。傍らには懐中時計。
少なくとも出掛ける心積もりはしていたらしい。
忘れられたわけではなかったことを喜ぶべきか。
仕事はできるし、政治的な勘もはたらく。部下からの信頼も厚い。
大尉情報によると、その筋では帝國若手屈指の人物らしい。
ただしそれは「技術中尉」としての彼女の側面であって、
プライベートにまで及ぶことはない。
誤解を恐れずにいうなら、
一私人としての彼女ははた迷惑な熱中型人間である。
一私人としての彼女ははた迷惑な熱中型人間である。
「あーごめん。すっかり遅くなっちゃった。あとちょいだから」
本を抱えてこちらにやってきた彼女は、
ぺたりとベッド脇の床に腰を下ろして再び本に目を落とす。
壁にもたれて無防備に両足を投げ出した格好は大きな子供だ。
いつもは見えない胸の谷間と
スカートの裾から気持ちよく伸びている素足が、やたらと目を刺激する。
スカートの裾から気持ちよく伸びている素足が、やたらと目を刺激する。
彼女が手にしているのはローデリア語のジャーナル(研究誌)。
自分も時間を埋めるために、ベッドサイドに置かれた本に手を伸ばす。
こっちは西側諸国連盟のアカデミーのジャーナル。
言葉が違うから内容は分からない。
言葉が違うから内容は分からない。
ふと下から視線を感じて傍らを見ると、妙にあどけない顔がそこにある。
口元だけが笑ってるいつもの顔に違いないのだが。
「なんか、いいねぇ」
それだけ言うと、彼女はまた本に目を戻してしまった。
発せられた言葉に思い当たる節がないわけではない。
彼女の目の先にあるページがappendix(付録)であることを確認して、
そおっと額の髪を掻き揚げて、いつも自分がされているように口付けてみる。
解釈は間違ってなかったみたいだ。appendixは論文の謝辞とかなので、真剣に読む必要のないところです(多分)。
ウェブナーの部屋は2巻のコルトゥ博士の部屋のイメージで。
技術屋の部屋は紙と本以外に模型とかもあってごちゃごちゃしてそうな気がします。
っていうか整理がつかないんじゃないだろうか。
ベッドだけが整理されてるのは、昔大事な書類をマットレスの下におっことしたとか、
その手の痛い目にあったから。
PR
Comments
Post a Comment
カレンダー
カテゴリー
カウンター
プロフィール
同盟・素敵サイト様
Just in case
mailform
[PR]Samurai Sounds
カテゴリー
フリーエリア
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"