よりにもよって、ここにアップしようと思っていたものを消去しちゃいました。
あー大尉と伍長の密会(たいしたことないんですが)とか、消えちゃいました ($・・)/~~~
気を取り直してちび伍長についてメモしてみます。
お母さんが娼館やってたってことは、若い女の人たちに囲まれて育ったんでしょうね。
多少過激なスキンシップにも免疫ありそう。
ミュゼに ひん剥かれて 平然としてるのは、
度重なる検査と実験によるところが大きいでしょうが、それ以上に育ちが関わってるかも。
以下、タイトル思いつかないんでそのまま掲げます。
本誌の展開がベースになってます。ご注意ください。
ベッドの片側から疲れきった寝息が聞こえる。
(…マギー、お客つかなかったんだ)
マギーは母親の経営する娼館に住み込んでいる女の一人である。
どういうわけか客をつかめないと、決まって幼いランデルのベッドに潜り込んでくる。
「チビ」をとっくに卒業して「ガキ」になったのに、
マギーはいつまでも彼のことを「ランディ」と赤ん坊のように呼んでいる。
もっとも彼女はランデルに自分のことを「マギー(店ではマーガレットと名乗ってる)」
と呼ばせるので、「お互いに赤ん坊扱いしあってる」ということになる。
だが、外で友達と遊んでいるときにも、遠慮なく「ランディ」と声を掛けてくるので、
ただでもトロいランデルは、いつまでも「みそっかす」を卒業できずにいる。
親の商売柄、家では姉さんが絶えず出入りしている。
みんなそれぞれのやり方で、幼いランデルを可愛がる。
大抵、何かを吹っ切るための行為のようだ。
目茶苦茶子供扱いしてくるかと思ったら、急にお前も男だと怒りをぶつけられる。
どうしてみんな母さんみたいに、いつも同じように優しくないんだろうと思う。
でも、理由は聞き出せない。
マギーは母親同様「いつも変わらない」部類の人間だが、母を太陽とすると彼女は月。
他の姉さんは、彼女に客がつきにくいことを愛想がないからとか、
化粧が下手だからと言っている。
どうして彼女がここにいるのかは知らない。
ただ、ランデルの寝床にそっと入ってきて、疲れきった顔で眠る彼女から、
ここでの生活が決して幸せなものではないことは分かる。
マギーはここにはいたくない。でもいなくちゃいけない。
そしてマギーは、ずっと寂しいまま。
自分といることで少しでも寂しさがましになるならと思うと、
彼は一緒に寝ることを拒めない。
やにわに頭に腕がまわってくる。頬に温かくて柔らかいものがあたる。
(どうしたんだろう。いつも背中をしっかり抱き寄せてくるのに?)
ぼんやりと目を開けようとしたが、視界がかすんで見えない。
正確には、一面ベージュ色の海である。
(マギー…じゃなくて)
(これは・・・ひょっとして?)
(あの。ものすごく、まずいんじゃ・・・)
(どうすれば…)
眠気、まして撃たれた足の痛みなど飛んでしまいそうだ。
何しろ上官が自分の頭を抱いて眠り込んでいる。
頬の柔らかなぬくもりは、少尉の胸。
驚きと戸惑いで、血液が血管を流れる音までしてきそうだ。
「ん…」
動揺を悟られたのか、頭の上で声がする。連動して胸が揺れる。
必死になってもう一寝入りしたあたりのことを思い返す。
たぶん自分に非はない…はず。
それに付きっきりで介抱してくれたこの人を、もう少し寝かせてないと。
ふと、かぶさっていたものが剥がれていく。
恐るおそる目を開けると、そこにはうつむいて肩を震わせている少尉が膝立ちになっている。
これは相当ヤバい。
「私の部屋は・・・、お前を撃った娘に譲ってしまったから、
一つしかないベッドに横になったんだ。…不誠実なことなど一つもないッ」
(そんなこと、聞いてないのに)
「少!」「俺ッ!」「ケガが・・・」
能動的戦災対策行動の幕は、3発の平手打ちによって落とされた。
少尉の平手、素敵です。感心しませんが。もっとやっちゃってほしいです。
平手のかわりに言葉も出せるようになる日がくると、いいんですが。
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