独り言置き場を兼ねた『パ/ン/プ/キ/ン/シ/ザ/ー/ズ』の個人的ファンサイトです。二次創作がありますので悪しからず。
Posted by haruha(ハルハ) - 2007.12.31,Mon
大掃除終了。
自分の書類整理は正月終わってから。
水まわりだけでも真面目にやれば結構疲れるんだな (´`フ
とりあえず年の瀬がモチーフのSS、滑り込みでアップです。
かなりオリジナル設定かましてます。あしからず。
明日から「オヨメサン」してきます。
しばらく大阪を離れて海の見える山の町に滞在します。
義母さんの煮物が目当て。結局食欲。がぼん。
30日21時台の拍手、ありがとうございました。
へなちょこだけど愛はてんこ盛りでがんばりますvv
自分の書類整理は正月終わってから。
水まわりだけでも真面目にやれば結構疲れるんだな (´`フ
とりあえず年の瀬がモチーフのSS、滑り込みでアップです。
かなりオリジナル設定かましてます。あしからず。
明日から「オヨメサン」してきます。
しばらく大阪を離れて海の見える山の町に滞在します。
義母さんの煮物が目当て。結局食欲。がぼん。
30日21時台の拍手、ありがとうございました。
へなちょこだけど愛はてんこ盛りでがんばりますvv
仕事納め
窓の向こうでは今年何度目かの雪が降っている。
窓の向こうでは今年何度目かの雪が降っている。
たまってしまった書き物を処理するために机に向かっているのだが、一向に進まない。
サインだけすればいいものはともかく、
他の省庁に提出する新型車輛導入用の付帯意見書が厄介だ。
戦車はもちろん、車さえ動かしたことないオッサンたちを納得させる根拠をそろえていく。
なぜ現行のモノではダメなのか、
過去の出動履歴から数値を元に文章で作り上げていく作業に楽しさなんて微塵もない。
他の省庁に提出する新型車輛導入用の付帯意見書が厄介だ。
戦車はもちろん、車さえ動かしたことないオッサンたちを納得させる根拠をそろえていく。
なぜ現行のモノではダメなのか、
過去の出動履歴から数値を元に文章で作り上げていく作業に楽しさなんて微塵もない。
上半身だけ伸び上がると、連日の疲れがじわじわと顔を出す。
機械いじりしている間はまったく問題ないが、事務作業になると途端にこの様だ。
着替えてくれば少しはしゃっきりするかと期待したが、大して効果はない。
靴を脱ぎちらかして机の上に投げ出し、
椅子にぐたりと背中を預けて残り少なくなった箱の中から一本出して火をつける。
今夜はここに泊まってしまおうかとぼんやり考える。
火の気のない部屋に戻るのは気がすすまない。
連休一日目の朝をオフィスで迎えるというのはもっと味気ないけど。
靴を脱ぎちらかして机の上に投げ出し、
椅子にぐたりと背中を預けて残り少なくなった箱の中から一本出して火をつける。
今夜はここに泊まってしまおうかとぼんやり考える。
火の気のない部屋に戻るのは気がすすまない。
連休一日目の朝をオフィスで迎えるというのはもっと味気ないけど。
軍といっても実戦部隊ではない情報部は、新年の前後にまとめて休みを取る。
車両や銃器の元締めの技術開発部も同じこと。
数名の準待機組をのぞいていっせいに休暇に入る。
年明けには新型車両をロールアウトさせるので、
ここ数日は書類作業を放り出して調整作業に目を光らせていた。
結果、退庁時間をとうに過ぎても居残りだ。
ここ数日は書類作業を放り出して調整作業に目を光らせていた。
結果、退庁時間をとうに過ぎても居残りだ。
一年に一度のまとまった休みなので、ここ数日のハンガーは浮き足立っていた。
とくに帰省する連中の浮かれっぷりときたら、目も当てられないほどだ。
帰る。
そういえばそんな言葉、しばらく口にしていない。
自分の部屋は書庫で寝床だから、「戻る」と言うほうがふさわしい。
帰る場所といえばせいぜい兵器局か。
でも、軍と兵器局両方のゆがみっぷりを見てしまった今、
自分が兵器局に帰る道が残されているかは疑わしい。
自分が兵器局に帰る道が残されているかは疑わしい。
帰リノ道ヲ忘レタヨ…
そんな歌があったよな。
帰りの道を忘れたのか、はたまた帰る場所を忘れたのか。
どちらにしてもネモ船長と潜水艇の大好きな子のたどり着いたところは軍のハンガーだ。
これでよかったのかどうか。
ぼんやり煙を吐き出していると、いつの間にか流れが変わっている。
背後の人物にはなんとなく察しがつくので声をかける。
背後の人物にはなんとなく察しがつくので声をかける。
「いつまで突っ立ってんの?」
「なんでわかったんですか?」
「今夜みたいな日にここに来る人間なんていやしないよ。今帰り?」
「今夜みたいな日にここに来る人間なんていやしないよ。今帰り?」
「ウチは炊き出しの支援があるから、休み前でもこんな時間ですよ」
なんて格好してるんですか、ツナギじゃないんだから足を下ろしてくださいよ、
と苦笑いしながら、彼はあたしのデスクまでやってきた。
すっかり耳になじんだ足音が心地いい。
と苦笑いしながら、彼はあたしのデスクまでやってきた。
すっかり耳になじんだ足音が心地いい。
「ものすごい量ですね。書記官の配備を頼んだらいいのに」
「肩身狭い部隊だからさ。そんなこと許されないよ」
一瞬だけ視線を交し、ふたたび書類に目を落として作業に戻る。
それでも彼は帰るつもりはないらしく、
黙ってデスクの傍らに立ってあたしを見おろしている。
黙ってデスクの傍らに立ってあたしを見おろしている。
何枚目かの不毛なサイン作業を見たあと、この紙書き損じですね、
と言ってあたしのペンを取り上げると、彼はさらさらと文字を書き始めた。
いつもの箱詰めチョコレートみたいな行儀のいい字ではなくて、
「おおっぴら」と言われるあたしのサインに似たものが紙の上に現れる。
と言ってあたしのペンを取り上げると、彼はさらさらと文字を書き始めた。
いつもの箱詰めチョコレートみたいな行儀のいい字ではなくて、
「おおっぴら」と言われるあたしのサインに似たものが紙の上に現れる。
「へぇ、こんな才能あるんだ」
「学生時代に友達の代筆、よく頼まれてたんです」
賞賛の言葉に少し照れながら、彼はせっせとサインのコピーを始める。
ナイショですけどね、今でもオレルドの代筆することがあるんですよとこっそり言いながら。
ナイショですけどね、今でもオレルドの代筆することがあるんですよとこっそり言いながら。
「これなら、大丈夫でしょう」
何度目かの試し書きを済ませて納得のいくものができたらしく、
にっこりと彼は私に紙を見せる。所詮は形式的な文書だ。問題なく通るだろう。
承諾の言葉を待って、彼は一気に段取りし始めた。
にっこりと彼は私に紙を見せる。所詮は形式的な文書だ。問題なく通るだろう。
承諾の言葉を待って、彼は一気に段取りし始めた。
「サインだけすればいいものはどれですか?これ、いつも使ってるペンですね。
借りますよ。中尉はボクのを使ってください」
借りますよ。中尉はボクのを使ってください」
言われるままにペンと書類を渡すと、彼は後ろの会議用の机でせっせと作業を始めていく。
普段指図することはあっても、されることはまずない。
今日は君に降参です。おもしろいね、アンタは、なんて思っていると、
お叱りの言葉が飛んでくる。
普段指図することはあっても、されることはまずない。
今日は君に降参です。おもしろいね、アンタは、なんて思っていると、
お叱りの言葉が飛んでくる。
「なにぼんやり見てるんですか。早く終わらせましょうよ。
そっちの付帯意見書は書くべきことだけメモを済ませてください。作文は帰ってからにしましょう」
そっちの付帯意見書は書くべきことだけメモを済ませてください。作文は帰ってからにしましょう」
「帰って?」
想定外の言葉が出てきて鸚鵡返しすると、彼は顔色一つ変えないでそのまま繰りかえす。
「帰ってですよ」
「どこに?」
「どこって……どうせ中尉のところは石油切らしたりしてるんでしょ。ウチにどうぞ」
「帰る?」
「このまま居残るんですか?」
「……帰ろう。うん」
「どうしたの?急に笑顔になっちゃって」
「なんでもないない」
「なんか隠してるでしょ」
「へへっ」
表情から勘繰られたくないので、背を向けて資料を繰る。
そうか、帰りたかったのか。あたしは。
そうか、帰りたかったのか。あたしは。
「帰りの道」目指して、二人分のペンの音が響く。
***********************************
近くて遠い「帰る」と「戻る」。
マーチスは色々と小器用な人です。
原作見る限り、南瓜の女性の私服はスカートなので、
女史もプライベートはパンツじゃないだろうと判断。
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近くて遠い「帰る」と「戻る」。
マーチスは色々と小器用な人です。
原作見る限り、南瓜の女性の私服はスカートなので、
女史もプライベートはパンツじゃないだろうと判断。
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